初心者向け着物の簡単な基本知識

着物

おいでやすー!ぶしぐです

着物の専門学校に通っているので学んだ知識をどんどん発信していきたいと思います!

検定や試験勉強のときに思うのですが着物の用語は難しい漢字や読みにくいものもあって覚えにくいところがあります

なので今回は着物の基本を専門用語はかみ砕いてできるだけ分かりやすく書いていきます

 

着物ってどんなもの

日本の伝統文化なだけあって外国人でも興味を持つ人は多いです

最近は減ってしまいましたが、コロナ前は着物を着た外国人をよく見かけました

柄、色遣い、場面で変わる着物の着こなしや優美な所作など魅力がたくさん詰まっています

着物を出来上がるまでに染めや織などあらゆる工程を踏んでいるため、職人さんたちが作り上げた努力の結晶とも言えます

 

ぶしぐ
ぶしぐ
 

着物の作られ方やどうやって買えばいいか、どの種類をどんな場面でどこで着せてもらうか、着たときのマナーや着終わった後の手入れ保管など有名人との着物のコラボも紹介していきます!

代表的な着物

代表的な着物は

・振袖(ふりそで)・訪問着(ほうもんぎ)・付け下げ(つけさげ)・小紋(こもん)・浴衣(ゆかた)・留袖(とめそで)・喪服(もふく)・色無地(いろむじ) など

細かく分けると多くなってしまうので代表的な着物をあげました

振袖は成人式・喪服は葬儀で着ているイメージが湧くと思います!

ですが付け下げや色無地は見かけたり着る機会が少ないですよね

よく街中で見かける着物は夏なら浴衣(ゆかた)冬なら小紋(こもん)が多いです

今の時期なら小紋に半幅帯(はんはばおび)やお太鼓(たいこ)よく見かけますね

もし着物を着ている人を見かけたら少し気にかけて見てみてください

 

どんなときに着るべき

結婚式・成人式・お宮参り・パーティ・観劇・卒業式・入学式 など

着物を着る場面は意外と少なく、どこに着て行っていいのかわからないということも多いと思います

着物によっては着る場面が決まっていたりするので要注意ではありますが

趣味で着たり出かけるくらいなら自由に着てもOK!

例えば帯をコルセットに変えてみたり、草履じゃなくて靴を履いてみたり

着物を着て少しいつもと違う1日を過ごしてみるのも楽しいですよ

 

どうやって作られている

・手縫い

内職さんや和裁師が手で縫っています

縫製が綺麗で仕立て直しができるのがメリット

生地が巻かれている反物(たんもの)の状態から断ち切るので完成するまで時間がかかります

私も学校で着物を手縫いで作っています!

まだまだ未熟ですが作り上げた着物を着ると達成感があります

しかし手縫いできる人が年々減ってきている現実があります

今年は1年生がたったの10人しか入学しませんでした

母校がなくなるのも時間の問題なのかもしれません

着物の学校が潰れたり縫える人が少ないので海外に出したりしているのが今の日本です

 

・海外加工

ベトナムや中国など外国で作られた着物を日本でチェックしている

日本で直して検品が終わったら呉服屋さんなどに送るので効率がいいんですね

海外加工の着物会社で働いていた母曰く意外と外国人の方が器用で出来が良かったりするらし

い・・・

日本の文化なのになんだか寂しいですね

 

・ミシン

早い・作り直しできない

ミシンなので出来上がりは比較的早いし、ぱっと見では手縫いとの違いは見分けにくいのでミシン仕立ての着物は多いです

浴衣とかミシンだったりしますので家にあったら確認してみてください

 

どこで買える

・呉服屋さん

高い・売りつけられる・聞ける

 

・古着屋さん

安い・古いので状態が良くない・サイズが合わない

 

・ネット通販

価格設定できる・好きなものを選べる・状態や着心地は届くまで不明

 

・メルカリなどのフリマアプリ

ネットと同じ・出品者にいろいろと聞ける

 

・オーダーメイドする

サイズが合う・高くなりがち・一生もの

 

私や友達は呉服屋さんでセールしていたものを買ったり、ヤフオクやフリマアプリで購入したりしています

まずは自分が気に入った安い着物を買ってみるところから始めるといいです

 

どこで着る

・レンタル屋

京都ならレンタルショップは約70か所存在しています

 

・体験所

舞子や花魁体験ができたりする値段は1万円以上・オプションをつけたらヘアメイクをしてくれたりします

 

・着付け体験

祇園祭での浴衣無料着付けのボランティアとか着物学生が無料着付けをしてくれたりする

ちなみに私も学校の着付けボランティアに参加したことがあります

先生じゃなくて生徒だと不安という人もいるかもしれませんが、着付けの授業をしかっり受けて着付け検定も受験している生徒たちばかりなので安心です!

 

・自分で着てみる

動画やサイトで着てみる・わからないところが出てくるかもしれない・時間がかかる

 

YouTubeなどにも着付けの仕方の動画がUPされているので挑戦してみるのもありです

浴衣や小紋の動画は上がっていることが多いので見てみましょう

 

保管方法

洗濯するのは危険!絹の着物は水に濡れるとシミになってしまいます

こうなると染み抜きをしてくれる専門のお店に頼むしかないので要注意です

絹以外なら洗濯OKとか言われるけど、基本的には回さないほうが良いです

クシャクシャになってしまうので、着物はシワがあると悪い意味でよく目立ちます

ポリエステルや化繊など洗える着物と明記してあるものなら大丈夫かもしれません

 

着物の手入れ

最低限たとうしという紙に着物を畳んで入れて、防虫剤も一緒に入れましょう!

着物を長年放置したままだとカビや虫食い、色落ち、しわなどの原因になってとてもじゃないけど着れない・・・なんて状態になってしまいます

着物や帯にはそれぞれ畳み方があります

綺麗に手入れをして保管しておけば一生着られるのが着物です

 

子供の着物

・一つ身(ひとつみ)

赤ちゃんから2歳くらいまで・小裁ち(こだち)

 

・四つ身(よつみ)

2歳から4歳くらいまで・中裁ち(ちゅうだち)

 

・浴衣

夏・お祭りに出かけたり・花火を見に行くときなど

 

・甚兵衛(じんべえ)

子供だけでなく男性が着ることもある

 

洋服地にすれば可愛い柄の一つ身、四つ身が作れます

それなら古めかしくなくないので着やすいはず!

子供から大人まで着て楽しめるのが着物のいいところです

 

マナー

着物には意外と細かいマナーが多いです

車に乗るときは?食事のときに気を付けることは?入学式や卒業式で着物を着るならどんなものがふさわしいのか?など

TPOに合わせた装いで恥をかかないためにも、美しい所作や立ち振る舞いで回りとの差をつけたいところです

 

着物の世界

芸能人がプロデュースした着物は意外とたくさんあります

例えば YOSHIK・スザンヌ・押切もえ・菜々緒・川栄李奈 など

あのYOSHIKがプロデュースしているYOSHIKMONO(ヨシキモノ)はコレクションが開かれるほど有名なんです

着物の概念を変える斬新さ!気になったらぜひ見てください

YOSHIKMONO

 

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